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京都人がいろんな物にどうしても付けたくなる あの「ことば」、知ってますか?

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京ことば
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皆さん京都の人間が話をするとき、やたら気になる「ことば」ありませんか?

私は若いころ、大阪の友達と話している時に突然言われました。

大阪の友達
大阪の友達

…あんたなぁ、なんでそんな何にでも「さん」付けるねん?人でもないもんに。おかしいで

若い時のあや
若い時のあや

え、そんなことしてへんけど?

大阪の友達
大阪の友達

え~気が付いてへんねや!ビックリするわ~!

いや、ホントは気がついてなかったわけでもないんです。ちょっとイラっとしたのでそう返事したのですが…笑 そんなに気になるんですかねぇ。

ということで、今回はこの京都人がいろんなものに付けまくっている「さん」についてお話したいと思います。

これを読むと、

・「さん」によっても、別の記事で「生粋さん」と呼んだ「生粋の京都人」を見分ける
・「さん」を付けたがる理由の1つを理解する

ことができると思うので、是非最後まで読んでくださいね。

記事紹介

それから1つ付け加えておくと、大阪の人でも「人でもないもん」に「人みたいに」付けてることばがあるんですよ。友達はこれを自覚してなかった…!っていうか正当化してきた!! まぁこれも、あとで説明しますねww

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1.京都では「~さん」!

①衝撃の体験!

「さん」がいかに京都人にとって当たり前か、また大阪の人にはなじみがないか、それを説明するために、もう少し冒頭の話をさせてくださいね。

実はこの話の前には、次のような会話があったんです。私は友だち2人とキャンパスを歩いてました。1人は大阪の人、もう一人は高校からの友人で京都の人でした。

若い時のあや
若い時のあや

今日ちょっと喉痛いし飴さん持って来てるねん。いらん?

大阪の友達
大阪の友達

…飴さん…?!

京都の友達
京都の友達

…飴さん…!!

ー2人顔を見合わせるー

大阪の友達
大阪の友達

え~飴さんやて~!!

大阪の友達は大笑い!しかし、もう1人の京都の友達まで一緒に笑ってたのには驚きました。当時は不思議でしたが、その友達のお母さんは大阪の人。家の中でも大阪弁がデフォルトだったかもしれません。

しかしとにかくその時は、狐につままれたような気分でした。なんで笑われてるのか?と。
2人でキャッキャ笑ってる意味が全く分からない。

そして次の言葉にまた衝撃を受けました。

大阪の友達
大阪の友達

それ飴ちゃんやろ~?飴さんて?知らんわぁ!笑笑

これにすごくショックを受けたんですよね。
今読んでいる方は不思議に思われるかもしれませんが、本当にビックリしてしまったんです。「飴さん」と言わないことに。私が生まれてこのかた「さん」付けは普通、「ちゃん」なんて付けたことも聞いたこともなかったのです。

今でこそ「大阪のおばちゃんが配る飴ちゃん」は、大阪人の人懐っこさ、ちょっとおせっかいで押しの強いところを表す代名詞みたいになりましたが、40年ほど前は全国的ではありませんでした。本当に大阪限定のごくローカルな話題で、京都にいる私も知らなかったのです。

②何にでも付けてると思えるほどたくさんの例がある。

このように、「物に『さん』を付ける」ことは昔から京都の人にとっては普通でした。

豆さん・カメさん・天神さん(25日の天神市)・弘法さん(21日の弘法市)・東寺さん・釘抜さん(釘抜地蔵)

あや
あや

昔は弁天さんのお使いの蛇も「み(巳)ーさん」て呼んでたえ。

それからですね… 「~さん」のレベルが一気に落ちかねない例ですが、子どもがいる家庭では普通に大声で飛び交っているのがこんな会話。小さな姉妹がいるお母さんはこんなことを言うでしょう。

お母さん
お母さん

(子どもの姉のほうに)ちょっとお姉ちゃん!〇〇ちゃんう〇こさん」て言うてるしトイレ連れて行ったげて!

なんでまたこんなものにまで「さん」を付けるのかわかりませんが、親しみはこもってますよね笑

この言葉、今は「全国で通用しているほうの言葉」になってきているお家のほうが多いかもしれませんが、おじいちゃんおばあちゃんのいる家庭ではまだまだ健在の言葉なんですよ♪

③その上に「お」まで付ける!

そして、もひとつ丁寧に言うと、ここに「お」を付けます。
これは標準的な言葉でも

お母さん

には「お」も「さん」も付いていますよね。これを京都では、普通付けないものにまで付けてしまうのです!

例としてはこんなのが…

お東さん(東本願寺)・お西さん(西本願寺)・お札さん・おいもさん・お豆さん・おあげさん

あや
あや

そやそや、お盆に帰って来やはる「しょらいさん」もそやなぁ!

探せばまだまだ出て来るでしょう♪ 一日の内何回「~さん」を言ってるか数えたいですね!

2.なぜ「~さん」を付ける?

では京都の人はどうしてこんなにたくさんの物に「さん」を付けるのでしょうか?

考え付くのはまず

・親しみをこめる
・やわらかく、上品な印象を持たせる

ということでしょうか。人と話をするときにスムーズに進めるため、少しでも当たりのよい耳ざわりの良いことばを使いたいと考えているのだと思います。京ことば全体がそういう印象を持っているので、自然とそれに沿ったような音を好むのでしょうね。

でもよく考えたら、全国で言ってる「お疲れさん」も「疲れ」に「お」や「さん」付けるというのは不思議です。そう思えば日本語全体にある傾向であり、京ことばではそれが顕著に表れているのかもしれませんね。

3.まとめ

・京都では「~さん」!

私が若いころ、「飴」に「さん」を付けているのを聞いた友達から笑われたのですが、大阪では「ちゃん」を付けるというさらなる衝撃を受けたのでした。京都では「さん」を付けるのが普通だったからです。

京都では、本当に何にでも付けてると思えるほど、ものに「さん」を付けるたくさんの例があります。

その上にご丁寧に「お」まで付けるものも多いのです。「お豆さん」「お芋さん」「お東さん」などなど。

・なぜ「~さん」を付ける?

人とスムーズに話を進めるために、親しみを込めたり、その言葉にやわらかく上品な印象を与えたいと思うからでしょうか。

また、日本語は全般的に「お疲れさん」のように丁寧な言葉を使う傾向があります。京ことばはそれが顕著に出ている言葉なのかもしれません。

今回は京ことばによく付く「お」「さん」について解説してみました。
次に京都で地元の人と話をするときに気を付けて聞いてみると、そんな言葉に出会えるかもしれませんね。

みなさんの京都の理解のお役に立てれば嬉しいです。京ことばについてはカテゴリーもあるので是非他の記事も読んでみてください!

あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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