言わずと知れた「古都」京都。町自体が古いことは間違いないですが、ここに古くから住む人たちも当然存在しており、彼らを「生粋の京都人」と呼んだりします。

よく「生まれも育ちも京都」とか言う人いるよね。

それがなぁ、それだけでは「生粋」とは言えへんかもしれんえ(笑)
そうなんです。生まれて育っただけでは「生粋」とまで言えないんですよね。そこには暗黙の了解に近い定義があるのです。そこで今回はこの
「生粋の京都人」とはどんな人たちか
を考えてみることにしました。
そしてさらに、知っておくとなにかと役に立つ
・「生粋の京都人」が減りつつある現状
・「生粋の京都人」にどこで会えるか?
まで深堀りしてみたいと思います。
お断り:「生粋の京都人」という言葉は、「京都人」のイメージからややもすると高飛車に聞こえるかもしれませんが、「生粋の大阪人」「生粋の奈良人(さらに古い!)」などの中の1つと考えて読んでいただければ有難いです。わがふるさと自慢、という傾向があるのはご容赦くださいませm(_ _)m
1.5代住めば「生粋さん」?
*「生粋の京都人」は長いので、ここからは「生粋さん」と呼ぶことにしましょう。
さて、この「生粋さん」ですが、「少なくとも5代くらいは京都に住んでいる人」と定義できると思います。江戸時代にはご先祖さんが京都にいた、という人達ですね。これはあくまで私の意見なんですけど、京都に古くからいる方々も大体は賛成してくださると思っています。
江戸時代から明治にかけて起こった文化的な変化は、あまりにも大きなものでした。廃仏毀釈もあり、特に寺社の多い京都では、それに伴い、古い文化が数多く破壊されました。ということは、江戸時代に京都に住んでいた人は、破壊される前の文化も良く知っていたはず。そのようなお家の子孫の人たちも、今京都にいればそれを受け継いでいるのではないか、という考え方です。

程度の差はあっても、これは他の地方でも同じことが言えそうだね。
またそんな方が先祖を調べる時、人の移動も少なかった江戸時代まで到達できれば、それ以前、少なくとも江戸の中期あたりまでは京都ににいたことがわかるのではないでしょうか。

中には、平安時代からあったお家も知ってるえ!教科書に出てくるような名前がゴロゴロ笑
詳しい見分け方は次の記事で書いていますのでご覧くださいね♪
2.「生粋さん」に会える機会が減ってきている?
①人数そのものが減少している!
ところが、この「生粋さん」がどんどん減ってきているのです。
現在、京都市の人口は約140万人。人数はここ数十年変わっていないのですが、特に古い地域と言われている上京区の住民で、10年以内に引っ越してきた人は区民全体の4割にも上る、というデータがあるそうです!
これでは、数少ない彼らに会う機会がますます減っていくというものですよね。

京都には古いお寺や神社、老舗もたくさんあって、昔から住んでる人も多い印象なんだけどなぁ。

昭和のころは外から引っ越して来る人も少なかったけど、ここ30年くらいでものすご変わったさかいになぁ。
②京都の暮らしの文化、継承の危機?!
さてこれは京都にとってどういう意味を持つのでしょうか?それはある意味、京都の文化の危機状態とも言えます。なぜかというと、彼らの減少により「形に表しにくい暮らしの文化」が継承されなくなるからです。
京都の文化として代表的な茶道や華道などは、他の地方の人でも習えば受け継ぐことができます。伝統工芸も、弟子や社員として入れば技術は身に付きます。
しかし、京都の人が家族や地域で代々受け継いできた「暮らしのきまりや習わし事」は、他の地方から来た人にとって重要ではなかったり、必要ですらなかったりします。よってそれらは結局広がらず消え去ることが多いと言えるでしょう。
たとえば、「京ことば」「京都のおかず(おまわりなど)」「京都の年中行事・風習」「学区や町(ちょう)の組織」など。これもとても大事な京都の文化だと思うのですが、「いいなぁ」と思うだけでなく継続して行っていなければ、次の代に伝わることはないのです。

古い京ことばでしゃべる人も珍しなったわ。

そのうち京ことばで話してもわからなくなったりして?!

しかし、「お祭」はまだ比較的良く残っているように見えるかもしれません。特に祇園祭のような大きくたくさんの観光客が訪れるようなお祭は、残したい・続けたいと思う人が多いです。
しかしさらに小さな神社のお祭などは高齢化が進み、後継者に困っているところはたくさんあります。長くそこに住む人達が減ると、お祭を続ける意味も消えていきます。他の地方でもそれは同じかと思うのですが、伝統を重んじる京都でもそれはとても深刻なのです。

ホンマは祇園祭でも、ものすごい努力が必要やて聞いてるえ。
とはいえ、この流れをとどめることは不可能かもしれません。「生粋さん」も人数が減れば負担が増えて面倒なことはやらなくなっていくでしょう。そんな暮らしの文化が無くなっていけば、京都が神社やお寺だけのテーマパークになる日が来るかもしれません。
なのでこのブログでは、京都が本当の京都であるために、生活の文化を知りたいと思う人たちのために、せめてそれらを書きとどめておきたいと思っています、
3.「生粋さん」を知ればお得?!
気分が暗くなってきたので、気を取り直して進めましょう(^^;
この絶滅危惧種となりつつある「生粋さん」、これについては次の記事で、2つのポイントを説明していきたいと思っています。
①「生粋さん」を知っているとお得なこと6選
②「生粋さん」を見分けるポイント5選
「5代くらい住んでいるか」は見た目ではわかりません。なのでこれを知ったうえで「生粋さん」とお友達になれば、かなりな京都通にもなれるし大きなお得感を得ることができると思いますよ♪
4.まとめ
・「生粋の京都人=生粋さん」とは?
京都に先祖から大体5代くらい続けて住んでいる人たちのこと。明治維新に環境が激変し文化も変わったが、5代住めば京都らしさを持っている江戸時代にも京都にいたことになり、それが受け継がれている可能性があるから。
・「生粋さん」が消えつつある!
時代が進むにつれ、京都も人の入れ替わりが激しくなり、昔から京都に住む人が激減している。
伝統産業・古来からの習い事(茶道・華道など)は他の地方の人でも習えば習得できる。しかし暮らしの文化はそこに長年住んでいないと継承ができない。
お祇園祭のような大きなお祭はなんとか継続して行くことができているが、小さなお社のお祭などは古くからの住人が減ると伝統を重んじる京都ですら存続が難しくなる。
・生粋さんを知ればお得?次の記事で紹介♪
この絶滅危惧種となりつつある「生粋さん」、これについては次の記事で、2つのポイントを説明していきたいと思っています。
①「生粋さん」を知っているとお得なこと6選
②「生粋さん」を見分けるポイント5選
今回はかなりマニアックな話題でしたが、私としては一番書きたいジャンルですww
マニアックな京都ファンの方のお役に立てたら嬉しいです♪




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