私は京都市の中心部分の古い町並み地域に住んでいますが、そんなところでさえ最近は、昔ながらの京ことばを聞くことがめっきりとなくなってきました。しかし、おそらく京都以外の方は、大阪弁と京ことばの違いはなんとなく分かっても、今は京都で話されている言葉と昭和あたり・50年ほど前に話されていた京ことばを聞き分けるのはほぼ無理と言うものでしょう。
そこで今回は、古い京都のトリビアとして是非京都好きの皆さんに、他ではあまり解説されない京ことばネタをご紹介したいと思います。
これを読めば
・古い京ことば。
・古いタイプの京都人の考え方。
・最近の京都の言葉がどう変わってきたか。
がわかり、京都通としての知識が得られます。京都ネタとして人に話ができたり、また、そういう風に話す人と会話を楽しむことができるかもしれませんね♪
1.久しぶりの「暑おんな~」 ~表記のまま話さない~
例えば、京ことばを表記した文字とは、違った音のように聞こえる発音をします。実例を挙げてみましょう♪
これは、私の家の近所のおじいさんの会話です。もう80もとうに超えたお二人ですが、元気そのもので大きな声で話しておられました。

あ~おはようさん!ほんま暑いなぁ!元気にしたはりまっか?

いや~今日は特に暑おんな~!今からこれやったら真夏はどうすんにゃろなぁ!
思わず洗濯物を干す手が止まりました。まぁ懐かしいひびき♪ 久しぶりに聞きましたねぇ。
暑おんな~
「暑い女」ではありませんよ笑 これはもう少しきっちりとした話し言葉で書くと
暑おすなぁ
ということなんです。
この「暑おす」の「す」の音が結構頑張らないと出ないので、しゃべってるうちにだんだん面倒臭くなってくるんですよね。そこで「s」の音が消え、結果「u」が残り、
暑おぅな
となったところで、次の「な」のあたまの「n」とくっついて
暑おんな~
となる感じでしょうか。
ちなみに「~おす」と「す」をしっかり話しているのはお商売人の旦那さんや女性からよく聞きますが、西陣あたりの粋な職人のおっちゃんは、こんな風な発音になることが多い感じがします。



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