「洛陽四十八願所」の第願は「聖光寺」です。
巡礼「洛陽四十八願所」について知りたい方はこちらでどうぞ。
1.第四十二願 聖光寺について

宗 派 浄土宗
寺院名 錦綾山 曼陀羅院 聖光寺
所在地 〒600-8032 京都市下京区寺町通綾小路下る中之町584
本 尊 阿弥陀如来
御朱印 有
サイト等 参考:浄土宗寺院紹介Navi
①歴史
平安時代後期、聖光寺の地には仏師の康慶(運慶の父)が住んでいました。そこに建久8年(1197年)、浄土宗第二祖の聖光房弁長(しょうこうぼうべんちょう)(鎮西上人)が上洛し、康慶に仏像を作ることを依頼しました。そしてその時弁長はここに寄宿しながら8年間法然上人のもとで学び、浄土宗第二祖となりました。

元久元年(1204年)、弁長は帰郷することになりました。
その時康慶がとても悲しみ、弁長の名を付け聖光庵としたのがお寺の始まりと言われているそうです。

②仏像・墓など
本堂には、鎌倉時代の作と伝えられる嵯峨式釈迦如来立像があります。また、聖光上人が自ら描かれた絵姿が火事の時に焼けなかった「焼け残りの聖光」も存在しています。
寺宝としては、室町時代に作られた「清海曼荼羅(せいかいまんだら)」、そして二幅の当麻曼荼羅(たいままんだら)があります。後述しますが、この日は「清海曼荼羅」についての講義があり、現物(模写?)を前にしてお話をされました。

仏さんに関わるもんは写真撮らへんことにしてるのん。かんにんえ。

境内には、忠臣蔵で有名な大石良雄のお母さんや綿屋善右衛門好時(わたやぜんえもんよしとき)=天野屋利兵衛(あまのやりへい)のお墓があるそうです。
実は、上京区の西の端にある椿寺にも天野屋利兵衛のお墓がありますね。「どちらのお墓が本物?」とか考えたくなりますが、それよりは「それぞれのお寺を楽しんで」お参りしたほうが楽しいですよね♪
2.いざお参り!
①千本名誉教授の「清海曼荼羅について」の講義を聴く!

お参り日:令和6年(2024年)10月8日
今回は「浄土宗寺院大公開」の企画で、奈良女子大学千本(ちもと)名誉教授の「清海曼荼羅」に関する講義があるため入ることができました。
普段聖光寺は観光客の受け入れをされてないようなので、こういう企画を利用するのが早道ですね。毎年10月あたりに行われるので、秋には要チェックです!


浄土宗で大事な曼荼羅は「当麻曼荼羅・智光曼荼羅・清海曼荼羅」の3種類があり、こちらで所蔵の当麻曼荼羅・清海曼荼羅のうち、今回は清海曼荼羅についてのお話でした。
聖光寺の「清海曼荼羅」は仙台にある成覚寺所蔵のものと同じく室町時代の作で、大変古いものだそうです。全部で13あるもののうち、室町時代作のものはこの2つしかないということでした。
で、その修復された現物を本当に間近で見ることができました。浄土の世界が表現されており、下の方にある池で童子菩薩が遊んでいる様子が描かれていました。
仏様があると私は撮影できないので、詳しく見たい方は奈良女子大学のサイトでご覧ください。大きく拡大して見ることができます。
②お茶とお菓子までいただきました~

公開のイベントで有難いなぁと思うのは、茶菓の接待をしていただけるお寺があることです。
こちら聖光寺さんでは、お茶とすぐお隣に本店がある仙太郎さんのお菓子がいただけました。
拝観料も要らず、講義も聞きお菓子もいただけて本当にありがたかったです!
・観光寺院でない普段から人の出入りがほとんどないお寺の場合、出入り自由のイベント以外では必ずお電話で許可を得てください。
・御朱印をいただく仏様を必ずお参りください。
・境内の写真はお寺さんに許可をいただいてから撮ってください(仏像は信仰対象なので撮影不可が多いです)。
3.御朱印

当日は清海曼荼羅に関連する御朱印など2種類がありました。
が、どちらも阿弥陀さまのではなかったのでどうしようと思っていたら、ちゃんと「阿弥陀如来」と書いていただけました!

ホンマにたくさんの人の分書いたはったのにきっちり書いてくれやはって嬉しかったわ~♪南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…ありがたや…
4.阿弥陀如来の誓願
阿弥陀如来の誓願の42番目です。
他方の世界の菩薩たちが自分の名号(阿弥陀仏)を聞くと、だれもが煩悩から離れた清らかな禅定の境地(清浄解脱三昧)を得て、その境地にありながら一瞬のうちに計り知れないほどの諸仏を供養し、しかもその禅定の境地を失うことがないようにしたい、という願。
参考:新纂浄土宗辞典
5.聖光寺への道のり
*地図が見えにくい時は地図上をクリックしてください。
住所表記は「京都市下京区寺町通綾小路下る中之町584」。
寺町通に面していて、綾小路通より南にあります。四十一願の空也寺の北側、横の通りを隔てたところにあります。
→京都の住所表記法については「第一願 聖徳寺」の京都の住所表記についてへ
次は第四十三願の浄教寺です。
聖光寺の前はこちら。





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