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<やってみたい方・研究者向け>京都のお盆4日間のお供え方法・関連行事を詳細に解説!

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お盆お供え方法 アイキャッチ画像 京の習わし
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さて今回は、最初の記事で京都のお盆の概要について説明してきたものを、さらに詳細に解説してみたいと思います。

まなぶ君
まなぶ君

今までの記事でもかなり詳しいけど、まだ解説することあるの?

あや
あや

いやいや、まだ全然説明できてへんえ。実際私がやってることを1つ1つ書いてみたいと思てるのん。

タイトルには入りきらなかったので書いてませんが、これは「京都通なら知っておきたい京都のお盆」シリーズ「番外編」になります。

今回の記事を読むと、このようなことがわかると思います。

・お盆の1日目~4日目に実際にやっていることが時系列でわかる。
・やっていることが、なぜそのようにしないといけないかがわかる。
・京都独特のお盆用具がわかる。

実際にやってみたい方、京都の文化を研究している方に有益な記事となっていると思います!

このサイトでは京都に先祖から300年以上住み続けている「あや」が、「ほんまもんの京都」「知ってると得する情報」「京都人でもほとんど知らないトリビア的情報」をお伝えしています。どんどん増やしていきますので、ぜひブックマークよろしくお願いします!

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1.お盆行事概要

おしょらい迎えからおしょらい送りまでの流れは別記事に書いているので、こちらではお仏壇にお供えするもの実際にやらなければならないことを書いていきます。

何にも面白くなくてかなりマニアックですが、ひょっとしたら「京都のお盆」にかかわる民俗学の研究資料になって、学生さんが卒論やレポートで書いてくれるかもしれませんね(笑)

お盆の全体の流れを知りたい人、まずこちらで基本を知っておきましょう。

①お盆前にすること。

2)必要なものを買う。

買い物リストにある必要なものをすべて買います。

普段のお買い物と同時進行なので、一度に買うととても重くなってしまうことから、お盆の準備開始と言われる7日ごろから少しずつ買いそろえていきます。

お盆準備買い物リスト
買ってきたお盆のお供え

まだこれでも全部ではありません。しかし、今はお盆中でも店は開いているので、途中でも買うことができるから慌てることはありません。

3)お仏壇の中の掃除。

お仏壇の中の大掃除はこのお盆とお正月前の2回やります。水で拭けないものもあるので、使い捨ての不織布で埃をそっと取っていきます。

掃除の順番も決まっています。ご本尊から始めて、脇におられる仏様、お位牌や過去帳をきれいにしたあとは、その他の道具を拭き清め、最後にお仏壇の中をきれいにします。

ろうそく立てのろうを取り、お線香立ての灰をふるいにかけて入れなおします。

あや
あや

次にお線香を立てる時、スッと入って気分が良うなるえ♪

4)麻木あさぎでのお箸を作る。

「麻木」というのは、一般的には「おがら」と言われているものです。昔は「麻木」としか書かれてなかったのですが、最近はこの名前を探す方が難しいです。

流通経路が大きくなって、他の地方から入ってきたものは最初から標準的な名前を入れて販売されているので、改めて京都だけの名前にするのが面倒なのでしょう。また他の地方から来られた方が「麻木」ではわからないという理由もあります。

まぁ名前は良いとして次に進めましょう(ホントはかなりひっかかってますが)。

さて、京都ではあまり迎え火や送り火を家で焚くことはないので、これは仏様のお箸にしてきました。昔は火を焚くことがあったかもしれませんが、今は消防法で街中の家のあちこちで、そこそこ大きな火を燃やすことはできないはずです。

また、送り火は焚かずとも大文字の送り火があるので、あえてする必要がないということも理由の1つとなっているでしょう。

お箸の作り方

ではこちらもマニアックに細かく書いておきますね♪

1本を4分割して奇数膳作る。   
・切る部分に包丁をあて、ごろごろと回す。そこそこ切れ目が入ったら、手でパキっと割る。
・ご先祖さん用と法界の仏様用にわける。
・膳数は同じだが、太いのをご先祖さん用、細いのは法界の仏様用にする。輪ゴムでまとめておく。
 

あや
あや

うちの母親は「法界の仏さんもたくさん来たはるさかいに、お箸もぎょうさん作っといてや」て言うてたわ。見えてたんかしら?

②8月13日~16日にするお供えと行事。

13日から16日までは、毎年これを同じように粛々とこなします。

面倒に見えますが、毎年同じなので、慣れてくればどうということはありません。

・13日~16日にお供え。
  お膳(毎日)
  おけそくさん・だんご・蓮の花のお菓子・おはぎ(13と16日)
  お盛物(野菜+果物)・お花
・菩提寺の棚経 
・最終日にお寺へおしょらい送り、そして大文字送り火で見送る。

次の章からはお供えの仕方、そして最終的にそれをどうすればよいのかまでを説明していきます。

2.お盆のルール

①お膳のメニューを作る時のルール。

精進(仏事)でのお膳の料理を作るには、それにふさわしいルールがあります。これは特にきっちりするようにと母に言われてきました。以下の点はマストなルールです。

炊きたてのご飯をあげるので、お昼にお膳をあげる場合にはお昼前にもう一度ご飯を炊く。
・炊く時絶対に味見をしない。お膳をおろしてからおさがりを家族で食べる前に味を直す。最初にあまりからく(濃く)しない。
みりん・お酒・香辛料は使わない。美味しいからと言ってネギやニンニク類を入れない。
乳製品をお膳のおかずに入れない。乳製品の入った洋菓子などはお供えしない
阿弥陀さん、ご先祖さん、法界の仏さん用の3種類作る。入れ物は3種間で混ぜない。順番もこの順でおかずをつける(器に入れる)。

②お仏壇にお供えする時のルール

お供えをあげる順番もきっちりと決まっています。ろうそくの火やお線香もお供えの1つなので、上下はちゃんと分けます。

・「法界の仏さん*」の分も必ずあげる。
・お供えをあげるときは、「阿弥陀さん→ご先祖さん→法界の仏さん」の順にあげる。
・上の阿弥陀さん・ご先祖さん用のろうそくの火で上のお線香を点ける。下の法界の仏さん用のろうそくで下のお線香に火をつける。

「法界の仏さん」=「無縁仏」のこと。
こちらの記事の「3.実は「おしょらいさん」の中には「別の霊」も混ざっている?!」にも書いています。

3.お盆4日間に行うお供えの詳細。

お供えをするのは一般的に13日~16日です。16日は朝にお供えをしてすぐに送りに行くので、15日に終了とする考え方もあります。

お盆の間にすることも全部決まっています。その通りやるだけなので、お昼に居れば普通にできます。お昼にできなければ朝か夜にしますが、昼に決まっていればリズムが良くなり楽にできます。

①1日目

1)蓮の花・蓮の水をあげる
蓮入りの花

蓮入りの仏花がお盆の前から花屋で販売されるのでそれを買います。

お値段は普通の花の倍くらいしますが、そこは我慢して買います笑 蓮の花は本来は13日から飾るのですが、お盆前から入れておいても良いと思います。

お盆の間、水を替えるか替えないかは家によって違います。

替える家は「きれいなお花を差し上げたい」という気持ちから替えますし、替えないお家は「自然のままにする(仏教の考え方として)のがよい」という考え方でそのようにされます。  

しかし、最近は気温も上がり、1日目ですでに枯れ始めるため、うちの家では以前は替えない方針でしたが、臭いが強いものをお仏壇に置いておくのはどうかと思うようになり、今は毎日水を替えています。水の中に氷を1つ入れておくとかなり持ちますね。もちろん、枯れたら買いなおすお家もあると思います。

あや
あや

そやけどお花も高いし、できたら1つで済ませたいわなぁ…

蓮の水

さて次は蓮の水です。蓮の水用の入れ物に小さな蓮の葉を入れて水を注ぎ入れ、まきの枝を入れたものを仏さんにあげます。

棚経の時、お坊さんがこの槙の葉でお膳の食べ物の上に水をまく所作をされるのですが、本当に撒かれるとおさがりで食べられなくなるので、いつもどうされているかよ~く見ています!

しかし今年は蓮の葉が暑さで不作だったそうで、買うことができませんでした。それで花屋さんは大きな蓮の葉を切ってくださいとおっしゃっていたのですが、すぐ色が変わってしまいとても残念でした泣

2)お盛物をあげる

ハスの葉に野菜や果物を盛るのでお盛物と言います。ナス・ささげ・小さなカボチャ・サツマイモ・とうもろこし・伏見?とうがらし・みょうが・(食べられないけど)ほおずきを大きな蓮の葉の上に乗せてお供えします。

ちょっと値が張るのですが、これを2つ、ご先祖さん用と法界の仏さん用として同じものを買います。

お盆お供え お盛物

蓮の葉の下には、お盛物を買ったときのトレーがあります。

葉の上に大きなものから順に置いていきます。これでは野菜だけなので、そこにうちの家ではブドウを足します。

長い豆がありますが、これはササゲと言います。今はあまり食べなくなった種類の豆ですね。

ご先祖さん用と法界の仏さん用では少しだけ差をつけます。カボチャやブドウの大きさぐらいですが、気持ちだけでも優劣をつけておいて、大きい方をご先祖さん用にします。

法界の仏さんたちはたまたま今年うちに来ただけで、お招きしたわけではない仏さんだから、「まぁお供えだけはちょっとしといたげよか」みたいな供え方なのです。

うちのお仏壇は小さいので、ご先祖さんのお膳を置くとお盛物が置けません。その時だけお盛物は下に置くので、後に戻すとき2つのお盛物を間違えて置かないように気を付けています。

きゅうりの馬?おナスの牛はいらない?

他所ではきゅうりの馬、おナスの牛を作るお家もありますが、私の家では作ったことがありません。特に牛は必要が無いのです。そのことについては別記事で詳しく書いています。これが京都独特なので是非読んでいただきたいです。

ブログカード

3)おまん屋さん(お饅頭屋さん)でお菓子を買う
ご先祖さんと法界の仏さん用のお菓子

初日の13日はおまん屋さんでおけそくさん・だんご・蓮の花のお菓子・おはぎを買ってきます。これは当日朝でないとダメなので結構焦ります。

おまん屋さんに行くと、たくさんの人たちがすでに買いに来て並んでいるので「あ、また遅れた💦」と毎年反省しています。ちなみに今年は鳴海餅さんで買いました♪

お坊さんの棚経がお盆期間にある年は、この時に一緒にお茶菓子も買っておきます(日持ちのするもの)。

あや
あや

お光が消えたら、おけそくさんとおだんごは降ろしていただくのん。おだんごが美味しい♪

4)お膳を作る

まず、ご飯をお昼前に炊いておきます。1日に2回ご飯を炊くのはこの日だけです。

13日(1日目)のメニューは

ごはん・さつまいもの甘煮・ほうれん草のゴマのおひたし・お漬物

です。

13日のお膳
お漬物はきゅうりのどぼ漬け。
5)お膳とお菓子をお供え

これから16日までお膳とお菓子を毎日お供えします。メニューやお供えの仕方は決まっていますから、特に苦労することはありません。

お盆4日間のお膳

お膳とお菓子は阿弥陀さん・ご先祖さん・法界の仏さんの分を上中下の位置にお供えします。

麻木で作ったお箸は、ご先祖さん用・法界の仏さん用を間違えないようにお膳に置きます。

そして、お光(ろうそく)とお線香をあげて十念。
十念とは浄土宗で行う念仏で、10回「南無阿弥陀仏」を唱えることを言います。

*詳しい配置です(マニアック!)。左(上)が上半分、右(下)が下半分。上半分には阿弥陀さんとご先祖さん、下半分には法界の仏さんのお供えをします。

阿弥陀さんのご飯は仏さんが写ってしまうので撮っていません。また、ご先祖さん用のお盛物が下にありますが、お膳を下げたら上に戻します。

お供えの仕方 上
棚経のときだけ過去帳を一番手前に置きます。
お供えの仕方 下
6)明日の準備

明日は干しシイタケを使うので、夜のうちに干しシイタケを水に漬けて冷蔵庫に入れておきます。これで慌てずお膳が作れます。

②2日目

前日の1)~3)は無し。随分と楽になります。

1)お膳を作ってお供え。

14日(2日目)のメニューは

にゅうめん(精進の具を乗せる)・三度豆のごまのおひたし・お漬物

です。

14日のお膳
あや
あや

今日はにゅうめんやさかいに、白いご飯は要らんの。そやしご飯炊かんでええのえ。

そして前日と同じように、お光(ろうそく)とお線香をあげて、十念(10回お念仏)をします。

2)明日の準備

3日目もシイタケを使うので、夜に翌日の献立の干しシイタケを水に漬けて冷蔵庫に入れておきます。

よく見ると、お膳のメニューには乾物だらけですね。昔の京都では食材を揃えるのが大変だったでしょうし、それは日本どこでもそうだったかもしれません。

③3日目

1)お膳を作ってお供え。

15日(3日目)のメニューは

白蒸し(ごはん)・おひら(高野豆腐・干しシイタケ・ゆば・花麩・かんぴょうの甘う炊いたん)・おナスのごまのおひたし・お漬物

です。

15日のお膳

前日と同じく、お光とお線香をあげて十念。そして、最終日は朝からなので早めに寝ます!

2)あらめを水につけておく

あらめは乾燥させた海藻なので、ボウルに水を入れそこに漬けて冷蔵庫に入れておきます。干しシイタケと同じく、乾物を駆使するのが京都流なのです。

お盆行事は無理しない♪

体調が悪い年は無理しません。本来仏さんにあげるご飯は炊きあがったときにあげないといけません。なので朝はご飯を待ってくれない主人との競争になります。そういうときは、最終日に3日目の白蒸しを持ってきて3日目はお昼に普通のご飯であげます。白蒸しすればゆっくりと買いに行けるからです(あ~めんどくさい! 心の声

ただし、いつでもあげられる、と思うとついつい遅くなってしまうので、「明日は早く上げるぞ!」と心に誓うぐらいのことはしておきます♪

④4日目(最終日)

1)お膳を作り、お菓子を買ってきてお供え。

16日(4日目)のメニューは

ごはん(or 白蒸し)・あらめとお揚げさんの炊いたん・お漬物

です。

16日のお膳

この真っ黒なのが「あらめ」です。ひじきよりも細く長い形状をしています。ここであらめのもどし汁を残しておきます。これはあとで使うので必要です!

あらめの戻し汁

また、写真の年は奈良漬ですが、できればすでに切ってある新ショウガを買っておくと、急ぐ朝には楽です。

お菓子は「送りだんご・おけそくさん」。おしょらい送り後あげる「おはぎ」も買っておきます。おまん屋さんはこの日9時前には開いているので、できるだけ早く行きます。

お光とお線香をあげて十念。今年はこのお膳で終わりなので、特に心を込めて拝みます。

2)急いでおしょらい送りの準備!!

ここからはスピード勝負、お光が消えたらすぐにお供え物を下げます。

あや
あや

もうずっと、ろうそくの火が消えるの待ってるのん!早よせんとあかんのよ!

最終日はできるだけ早く、おしょらいさんを送り出します。

なぜ早くしないといけないかは、別記事で詳しく書いていますので是非お読みください。ここまで読んでくださった方には、このあたりの京都人の考え方まで知っていただきたいです!

おしょらい送りのお供物

新聞紙でお供え物を包みます。

お膳のお料理も全部器から出し、お花もお盛物も全部包んでいきます。

あや
あや

ゴミやないとは言うても、トレーやプラ製品は除けて燃える生ものだけ持って行かなあかんのん♪

3)おしょらい送りのためお寺へ!

京都市内には指定されたお盆のお供物を納める場所があり、学区内や自宅近くの場所に持って行きます。私の住む上京区はほぼお寺に持って行くことになります。

おしょらい送りお供物納め場所
線の左側は小学校の学区名。右区域(西陣地域)はほぼお寺。
お寺に設置されているお供物入れ
お寺に設置されているお供物入れ。

お精霊(おしょらい)送りのお供物納め場所の表が各行政区別に作られており、それぞれ町内の掲示板に貼られます。

あや
あや

「ゴミ捨て場」やのうて、「納めてください」て書いてあるえ!

お寺に着いたらすぐに、お供物入れの段ボール箱にお供え物を入れます。それから、お寺で先祖代々のお塔婆を書いてもらい、そこのお堂にお塔婆を立て合掌。お寺さんがやっているところは、大体どこもこの流れです。

そして、送り鐘をついてご先祖さんを送ります。鐘の音が鳴るたび、いろんなお家のご先祖さんが帰って行かれます。

鐘撞堂(おしょらい送り)
4)帰ってからすること

まず帰る前に仏さんのお花を買っておきます。

そして帰ったらすぐにあらめの戻し汁を玄関先に流します。これは法界の仏さんが居座るのを防ぐためのものと言われていて「追い出しあらめ」と呼ぶ人もいます。

その後買ってきたお花と朝に買ったおはぎをあげます。おけそくさんもあげることもあります。

あや
あや

最近は節約せんといられんようになって…

ご先祖さん堪忍どっせ(わろてる場合やない)

5)大文字の送り火

16日は大文字の送り火の日でもあります。

この送り火は、そう、お盆のおしょらいさんを送る火なんです。

なので、京都では迎え火と一緒で送り火も家で焚きません。迎え火のときと同じく、火事が危ないという理由もありますが、あんなに大きな火があるのですから、ご先祖さんも迷わずあの世へ帰って行かれると思うのです。

夜8時になると大文字の火が点きます。家から数分のところから見えるので、7時55分くらいになったら家を出て見に行き、手を合わせおしょらいさんを見送ります。。

あや
あや

また来年来てください、て言うて手を合わせるのん。

大文字とおしょらい送りのことを別記事に書いていますので、そちらも参考になさってくださいね。

送り火の意味も解釈はいろいろ

送り火の意味も、宗教や宗派によっていろいろです。仏教の中でも特に浄土真宗は「お盆にご先祖様が帰って来られる」という教えではないので、帰って来られてないものを送る必要はありませんから、そのような考えでご覧にはならないと思います。

4.まとめ

・お盆行事概要

①お盆前にすること
  お寺におしょらい迎え・買い出し・お仏壇掃除・麻木(あさぎ)でお箸作り

②8月13日~16日にするお供えと行事。
  13日~16日にお供えするのは、お膳・お菓子・お盛物・お花
  菩提寺の棚経
  最終日にお寺へおしょらい送り、そして大文字送り火で見送る。

・お盆のルール

お膳のメニューを作る時のルール・お仏壇にお供えする時のルール
 精進料理を作るという意味でのルールと、仏様のランクにより変わるあげ方のルールがあります。

・お盆4日間に行うお供えの詳細。

  1日目~4日目にはお供えをあげるものの種類や順番があります。
  4日目はとにかく早くお供えをしておしょらい送りを急ぎます。
  4日目夜はおしょらい送りの仕上げとして大文字送り火を見ます。

今回は、「これでもか!」というくらい個人的にマニアックに書かせてもらいました。

改めて確認ですが、これはすべての京都の家でやっているわけではありませんあくまで私の家のお盆のおしょらいさんのもてなし方です。もっと細かくやっておられるところもあれば、全くされてないところもあります。それは各お家の自由です。あくまで京都文化の一例として見ていただきたいです。

興味のある方、やってみたい方、京都の民俗研究・暮らしの研究資料として使いたい方のお役に立てれば嬉しいです。

*~京都通なら知っておきたい京都のお盆~ シリーズの一番初めの記事

あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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