「洛陽四十八願所」の第四十一願は「空也寺」です。また、回る順番は同じく41番目となっています。
巡礼「洛陽四十八願所」について知りたい方はこちらでどうぞ。
1.第四十一願 空也寺について
宗 派 浄土宗
寺院名 光勝山 空也寺
所在地 〒600-8033 京都市下京区恵美須之町539
本 尊 阿弥陀三尊像
御朱印 特別な行事のあるときのみいただける。
サイト等 参考:京都観光Navi
拝観料 お心持
①歴史
平安時代半ばの天禄3(972)年、空也上人が開基となり創建されました(山州名跡志・異説あり)。錦小路西洞院に建てられたのですが、秀吉の都市計画によりこちらへ移転となりました。現在の本堂は平成12年(2000年)に再建されたのでとてもきれいです。
空也上人は比叡山(天台宗)で受戒されていますが、空也上人は宗派を超えた活動をされていたようです。貴族のみならず一般庶民へもお念仏や浄土信仰を広めた先駆者で、後の浄土教へ大きな影響をもたらしました。今このお寺も浄土宗になっているところなどは、お念仏信仰の影響と言ってよいのでしょうか。
②仏像・墓など
本堂内には本尊の阿弥陀三尊のほか、空也上人像・金仏の釈迦如来坐像(鉄製、鎌倉期)などが安置されています。
また、庫裏に行くまでには、面白い形をした布袋さんがあります。
こちらでは、その中から釈迦如来坐像と布袋さんの面白いエピソードをご紹介しましょう。
本堂内に祀られている釈迦如来坐像は、昔から藁縄で縛って祈れば病が治ると伝えられているそうです(雍州府志)。縄で縛るなんて、ちょっと躊躇してしまいますよね。「縛ったお釈迦さんに祈る」というのもなんとも申し訳ないような笑 身代わりになってくださる、ということなのでしょうか? 大変面白い風習ですが、現在は残念ながら(?)行われていないそうです。
また、境内の庭には布袋さんの石像があります。文化4(1807)年に作られたということなので、もう200年以上もここにおられるようですね。しかしこの布袋さん、不思議なお姿をされていて、お腹に大きな穴が開いています!どうしてなんでしょう?そしてお腹の上には文字が彫られていて
「童達心得べし うそいふな けんくわ けがすな 行儀よく 食の用心 火を燃すな」
と書かれています。
子どもたち向けに作られた?子どもが穴を通ったのでしょうか?大人はどう考えても通れない大きさです。いやいや、子どもでも挟まったら大変です。やらないでくださいね!


2.いざお参り!
お参り日:令和6年(2024年)10月8日
さて今回は、毎年秋にある「京都浄土宗寺院特別大公開」で近くのお寺が公開されていることから、お隣の乗願寺からこちらにもお参りすることにしました。空也寺は今回も非公開なので電話で要予約です。

門から入ってまっすぐ進むと左手に入り口があります。
声をかけるとすぐに本堂に案内していただけました。お供えを渡し、阿弥陀様へお参りのあと周りに安置されている仏様のご説明をいただきました。
あ、写真撮影は禁止ですよ。
こちらの札書きのコピーをお渡しして、御朱印についてお尋ねしました。サイトには「特別な行事のあるときのみ」とあったので、まぁ無理かもしれないとは思いつつ、いただけるかお聞きしたのですがやっぱり駄目でした^^;
檀家さんへしっかり対応されるお寺、門戸を広く開放されるお寺、こちらは前者のようです。檀家さんを大切にされることは、それはとても大事なことです。そのお寺によっていろいろなのは仕方ありません。また次のお寺に期待するのみですね。
・観光寺院でない普段から人の出入りがほとんどないお寺の場合、出入り自由のイベント以外では必ずお電話で許可を得てください(断られることもあります)。
・御朱印をいただく仏様を必ずお参りください。
・境内の写真はお寺さんに許可をいただいてから撮ってください(仏像は信仰対象なので撮影不可が多いです)。
3.御朱印
上記のように、御朱印はいただけませんでした。また何かイベントがあった時にトライしてみたいです。
4.阿弥陀如来の誓願
阿弥陀如来の誓願の41番目です。
成仏したなら、他方の世界の菩薩たちが自分の名号(阿弥陀仏)を聞くと、彼らが仏となるまでの間、諸々の知覚機能に不自由なことがないようにしたい、という願。
参考:新纂浄土宗辞典
5.空也寺への道のり
*地図が見えにくい時は地図上をクリックしてください。
住所表記は「下京区寺町通仏光寺下ル恵美須之町539」。
寺町通に面していて、仏光寺通よりも南にある、という意味です。
→京都の住所表記法については「第一願 聖徳寺」の京都の住所表記についてへ
次は42番目のお寺、第四十二願・聖光寺です。
空也寺の前はこちら。






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