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㊲洛陽四十八願所 第三十三願 本覚寺 ~並び3体目の快慶作の阿弥陀様を拝観する眼福~

本覚寺 アイキャッチ画像 京の寺社めぐり
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「洛陽四十八願所」の第三十三願は「本覚寺」です。また、回る順番は上徳寺に続き37番目となっています。

記事の順番は巡礼を回る順番!!

巡礼を回る順番と四十八願の「願」の数はお寺によって違うことがあります。回る順番は、巡礼を行いやすいように地理的に近いところを次にすることがあって、「願」の番号とは順番が変わってしまったりするのです。今回は「願」ではなく、巡礼を回る順番通り並べていきますのでご注意ください!

巡礼「洛陽四十八願所」について知りたい方はこちらでどうぞ。

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1.第三十三願 本覚寺について

<第三十三願 本覚寺>

宗 派  浄土宗
寺院名  仏性山 真如海院 本覚寺
所在地  〒600-8119 下京区富小路通五条下ル本塩竈町588(富小路五条南東角)
本 尊  阿弥陀如来
御朱印  有(イベント時のみ?)  
サイト等 参考:京都観光Navi

①歴史

開祖は團譽だんよ上人玉翁ぎょくおう和尚。門の横にはお寺の沿革が書かれた立札があります。

本覚寺立札

また、同じくお寺の由緒が書かれたパンフレットをいただいたので、この2つを参考に表にしました。

貞応元年(1222年)鎌倉幕府3代将軍、源実朝の後室・坊門信子ぼうもんのぶこが創建。
貞応2年(1223年)梅小路堀川に移転。
応仁の乱後玉翁が中興、細川正元の土地寄進により高辻烏丸に再建。
14の末寺を持つ本山となる。
後柏原天皇勅願寺となる。
天正19年(1591年))今の地に移る。
明治期3つの塔頭が愛知県に移る。

寺名は坊門信子の法名「真如海院殿佛性本覚大禅尼」から取ったものです。

②仏像・墓など

こちらのご本尊・阿弥陀如来は如法仏と呼ばれ、蓮光寺と同じく快慶の作となっています。

こちらもパンフレットに詳しく書かれています。

本覚寺パンフレット

細かくて読みづらいので、ざっくりと説明してみると…
快慶さんがこの仏様を作り始めたのは元久元年(1204年)、そして完成したのはなんと49年後の建長5年(1253年)だということ。快慶さん、思わず「長年かけて彫り上げた阿弥陀様なのに奇跡が起きない…」とつぶやくと、阿弥陀様が「来世の疑いを晴らす」と左の足を挙げられたのでした♪ 

阿弥陀さんが動かれるお話はとっても多いですが、こちらも目の前で起これば間違いなく腰抜かします笑

他には江戸中期、八文字屋本の全盛期を築いた版元・八文字屋自笑じしょうの墓があります。

本覚寺 入り口門の左にある碑

また、上徳寺と同じく、本塩竃町の町名の由来となった、嵯峨天皇の皇子・源融みなもとのとおるの河原院塩竃の邸宅のあったところです。源融の像や塩竃神社の額が残っています。

2.いざお参り!

①順番と願の数はまた合わず

今回も回る順番(37番目)と願の数(三十三願)が合っていません。南の第三十四願・上徳寺から回ってきて、次は北西にある第三十九願・平等寺(因幡堂)につながるように順番が変わっています。長い年月がすぎ、お寺の位置も変わったため、順番も途中で変えられているのです。

なお、こちらは普段は非公開で、原則観光の方は入ることができません。今回は浄土宗寺院大公開があったため参拝ができました。大公開は毎年10月にあるのでお参りするチャンスはあるかと思います。

五条通からも入れますが、富小路通に正門があるのでそちらから入ります。

本覚寺 入り口の門

門をくぐってまっすぐ行くとまた門が。

本覚寺 中にある門

向こうに仏様がチラッと見えてる…かな?

②本尊の阿弥陀様にご挨拶♪

はい、正面に本堂があり、もうそこから阿弥陀さんが見えています。そのまままっすぐに歩いて本堂へ入って行きます。

入ってすぐ左に受付がありましたが、とにかく先に阿弥陀さんのお参りをしました。快慶さんらしく、美しくふっくらとしたお顔の阿弥陀様でした。800年も拝まれ続けた仏様の重みが伝わってきましたね。

お参りのあと受付に戻り、書き置きの御朱印をいただきました(御朱印は下にご紹介しています)。

公開に伴い、開山玉翁大和尚真像図・観経曼荼羅図・涅槃図などの寺宝公開もされていたのですが、時間がなくざっとしか拝見できなかったのが残念でした!

今回の寺院大公開は10:00~12:00と2時間しかなく、それをすっかり忘れていて伺ったのは11:30ごろ。このあとやはり12:00まで公開の蓮光寺さんへ行くにはあまりにタイトなスケジュールでした。皆さんも公開の時間にはくれぐれもご注意くださいね!(注:私が伺った順は、四十八願のお参り順とは違っています)

お参り時の注意点

・観光寺院でない普段から人の出入りがほとんどないお寺の場合、出入り自由のイベント以外では必ずお電話で許可を得てください(断られることもあります)。
御朱印をいただく仏様を必ずお参りください。
・境内の写真はお寺さんに許可をいただいてから撮ってください(仏像は信仰対象なので撮影不可が多いです)。

3.御朱印

本覚寺 御朱印

こちらの阿弥陀如来さんは「如法仏」と言われているので、そのお名前でいただいています。

今回は「浄土宗寺院大公開」での公開なのでいただけましたが、普段は非公開のため、いただけるかどうかはお寺さんまでお尋ねください。

4.阿弥陀如来の誓願

阿弥陀如来の誓願の33番目です。

第三十三願 「触光柔軟そっこうにゅうなん

成仏したなら、あらゆる世界の衆生が阿弥陀仏の光明で照らされると、心身ともにやわらぎ、それが人天を超えるものとしたい、という願。

参考:新纂浄土宗辞典

5.本覚寺への道のり

Google Mapでは「本覚寺 地蔵尊」の場所となっていますが、これはお地蔵さんの四十八願所もここにあるためかと思われます。

*地図が見えにくい時は地図上をクリックしてください。

住所表記は「下京区富小路通五条下ル本塩竈町588」。

富小路通りに面していて五条通を南に下がる、という意味ですが、本覚寺は富小路五条の南東角にあるのので場所はよくわかります。

京都の住所表記法については「第一願 聖徳寺」の京都の住所表記について


次は38番目のお寺、第三十八願の金蓮寺(廃寺・現平等寺)です。平等寺へ行きます。(行ったらリンク入れます)

金蓮寺(平等寺)

本覚寺の前はこちら

あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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