紅葉を静かに見るコースを2つを簡単にこちらのページでご紹介していますが、ここではそのうちの1つ目、「廬山寺~梨木神社~京都御苑」を詳しくご紹介いたします。
そして立ち寄れるお食事店やカフェ・スイーツ店もご紹介します。
「静かに紅葉を見るコース1(廬山寺~京都御苑)+おすすめ店」の案内図
1.静かに紅葉を見るコース1
①廬山寺
廬山寺は、紫式部が住んでいた邸宅の場所にあるのですが、最初からここにあったのではなく、天慶(てんぎょう)年間(938年~947年)に船岡山の南に創建されたそうです。今よりかなり北のほうですよね。その後秀吉によりこの地に移転となったのは天正年間(1573年~1593年)ということで、そこから廬山寺と紫式部がつながったのです。
実は今年(2023年)は来年の大河ドラマ人気で、すでに人が多いです。でも、平日ならまだ「静かに見る」ことができるかもしれません。2023年11月3日現在、行列ができるということはありません。
でももし混んでいる場合は「早めに次のところに移動」することも考えて行ってくださいね。また、普段の人通りはそんなに多くないところなのですが、道が狭いわりに車はよく通るので気を付けて!
また注意としては、写真が撮れるのは源氏庭だけなので気を付けてください!
素人でも結構きれいに撮れると思いませんか?しかも古~いスマホで撮影してます。夏は桔梗、秋は竜胆が咲き、それが終わるころ紅葉がきれいに色付きます。
廬山寺サイトはこちら
②梨木(なしのき)神社
京都御苑の東側に隣接する縦に長い神社で、廬山寺の西向かいにあります。創建は明治18年10月と比較的新しく、ご祭神は明治維新に貢献された三條實萬・實美公となります。京都御苑を守ってもらうために、功績のあった方をお祀りしているのでしょう。
境内の写真を撮るときは、南にあるマンションを被写体に入れないように気を付けてください。梨木神社さんが建てられたマンションなので、うまく木に隠してあって目立たないようにはしてありますが…
まだ紅葉が青いと、目につくのは萩が多いです。もう少し早い時期なら、9月後半にある萩まつりに合わせて行かれるといいですね。
境内にあるカフェ「coffee base NASHINOKI」は、残念ながらものすごく混んでいます!雰囲気の良いカフェなので、待てる方はいいですが「静かに見る」というテーマでいくと、これはちょっとパスかなと思います。
冒頭の案内図はこちら
③京都御苑
京都御苑は春は梅・桃・桜、秋は紅葉と、一年中あちこちで観光客や地元の人たちがカメラを向けています。ここは「特にこの場所!」というよりは、とにかくたくさんの木がが紅葉・黄葉しているので、色づいているところがあれば撮影してもらったらいいと思います!
京都御苑で見るメリットは、人は多いけど場所が広いので人口密度が低くなることです。なので、どこにある紅葉も邪魔されずに撮影できます。
また、京都御苑は草木がある場所も自由に入れるので、紅葉の下でお弁当を広げたりグループでワイワイできます(大騒ぎはダメですが)。もちろん一人で行ってものんびりとくつろげます。京都市内の中心地でこんなふうにゆっくりできるところはここしかありません。
京都御苑のサイトはこちら
2.レストラン・カフェなど
①京都御苑の中のお店
・中立売休憩所・レストラン 檜垣茶寮
サイトには「季節の食材を使い、京の食文化を大切にした京都御苑オリジナル料理」と書かれているように、「御所車御前」(1800円)など京都らしさを感じるメニューもたくさんあります。
団体用のメニューは宮中の様式を取り入れた「御所の華弁当 左近の桜・右近の橘」が面白いです。また、テイクアウトのお弁当では、皇居外苑・楠公レストハウス 安部総料理長が監修されていて、幕の内弁当やお寿司盛り合わせなど1,350円からあります。東西のお寿司比べをした笹巻寿司・稲荷寿司なども楽しめます。
営業時間 | 休憩所・売店9:00~16:30 レストラン喫茶10:00~15:30(ラストオーダー) 御膳・軽食11:00~15:30(ラストオーダー) |
定休日 | なし |
住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3 |
電話番号 | 075-223-2550 |
レストラン 檜垣茶寮のサイトはこちら
・近衛邸跡休憩所 SASAYAIORI+京都御苑
京都市南区にある「笹屋伊織」さんが2020年に御所へ出されたお店です。本店にはないような商品もあるので、観光客だけでなく京都の住民も楽しめるお店となっています。価格は大体おひとり500~1,000円というところです。
ただ、笹屋伊織さんというと「どら焼き」が有名ですが、普通言われるどら焼きとは形が違うものになっています。しかしこのお店で出されている「福来(ふっくら)どら焼き」は普通のどら焼きを使ってあるものなので、ちょっとややこしいかな~と「京都人のこだわり」としては思うところがあります。
SASAYAIORI+京都御苑 の商品「福来(ふっくら)どら焼き」(写真:お店のサイトより)↓
笹屋伊織さんの看板商品↓ 私の大好きなお菓子です!
近衛邸跡休憩所 SASAYAIORI+京都御苑
営業時間 | 午前10時~午後5時 ※ラストオーダー:午後4時30分(10月~2月の期間は午後4時30分まで営業 ※ラストオーダー:午後4時) |
定休日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始 8月16日は午後9時まで営業いたします。 |
住 所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑 3 Google Maps |
アクセス | 市営地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩5分 |
電話番号 | 075-256-7177 |
②京都御苑以外のお店
・京都ガーデンパレス レストラン ブリランテ
日本私立学校振興・共済事業団が運営するレストランです。もう一つ、「京料理 花ごよみ」というお店がありますが、2021年4月より感染症対策のため休業していることから、和食も「レストラン ブリランテ」で提供されています。
上は「京おとめランチ」(2,500円)。これも素敵ですが、手軽な日替わりランチ(1,300円)も人気です(私はいつもこれw)。
営業時間 | 朝 食 7:00~10:00 ランチ 11:30~14:30 (ラストオーダー14:00) ディナー 17:00~21:00 (ラストオーダー20:00) 予約・問合せは20:00まで 時間変更があるのでお問い合わせを! |
定休日 | なし |
住 所 | 〒602-0912 京都市上京区烏丸通下長者町上ル龍前町605 |
アクセス | こちら参照 |
電話番号 | 075-411-0399(直通) |
レストラン ブリランテのサイトはこちら
・すはま屋
すはま屋は、明歴3年(1657年)創業の「御州浜司 植村義次」を引き継いだ形で営業されているお店です。
「すはま」とは大豆と砂糖、水あめを練り上げて作るお菓子で、京都では以前はわりとおなじみのお菓子でした。その中でも「植村義次」さんのすはまは別格で、美味しいのはもちろん、特に押し菓子はパズルのように複数片で作られる日本画のような美しさがありました。
その「植村義次」さんが閉店されるということで、昔からお付き合いのあった今の店主さんが、植村さんのところへ何度も通い、試行錯誤して作られたのが今の「すはま」だということです。
京都御苑近辺で紅葉を見たあと、お茶人さんや地元京都人が愛する甘味を味わうのも良い思い出となるかと思います。コーヒーにも合うお味なので是非。
棹で作られているすはま・押物(押し菓子)は予約が必要です。
→すはま(2日前まで)・押物(4日前まで)
すはま屋さんのX(Twitter)はこちら
・入山とうふ店
京都の街中で唯一おくどさんで豆を焚いているお豆腐屋さんです。お豆腐の甘さが違います。
また、最近はスイーツにも挑戦されていて、私はお豆腐とともにこちらの「トッフル(ワッフル)」が大好きです!
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 日曜日・月曜日 |
住所 | 京都市上京区椹木町通油小路北東角東魚屋町347 |
アクセス | 市バス「堀川丸太町」より徒歩5分・地下鉄烏丸線「丸太町駅」より徒歩9分 |
電話番号 | 075-241-2339 |
3.まとめ
紅葉を見るおすすめコースのうちご紹介したのは「廬山寺~梨木神社~京都御苑」でした。
廬山寺は紫式部邸宅跡としても見ていただきたいですし、この3つの中では一番時間をかけて見るのは京都御苑かと思います。
また、休憩にお食事やカフェなどとして
・京都御苑内
中立売休憩所 檜垣茶寮
SASAYAIORI+京都御苑
・京都御苑外
京都ガーデンパレス レストラン ブリランテ
すはま屋
入山とうふ店(テイクアウトのみ)
でした。他のおすすめも増やしていきますのでお楽しみに!
写真は一部京都フリー写真素材集よりいただいています。
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