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京都の11月にある「お火焚き」を間近に見られる寺社5選!

御霊神社御火焚祭 龍のような炎 年中行事
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11月になると京都ではあちこちで「お火焚き」が行われます。
「お火焚き」とは簡単に言うと、神社やお寺で行われる火のお祭で、神様に秋の収穫を感謝し、災厄を火で焼き、来年の幸せを祈るお祭です。

大きな寺社のお火焚きは迫力があるのですが、ただでさえオーバーツーリズムの昨今、そのために人が多くて見るのもしんどいという人もいるかもしれません。そこで、京都の街中をよく知る私が、人に邪魔されず間近に見られる、比較的規模の小さな街中の寺社を5つ選びました。どこも信仰心の篤い方が集まる、素敵なところばかりですよ。

あや
あや

迫力のあるおっきい火を見たいなぁって思わはる方は、伏見のお稲荷さんとか貴船神社さんとかに行かはるとよろしいえ♪

1.お火焚きを間近に見られる寺社5選

まずは5つずらっと並べてみましょう。

御霊神社11月18日 13:30~新嘗祭ならびに火焚祭 湯立神楽奉納
大将軍八神社11月23日 13:00~ 御火焚祭
神泉苑11月23日 13:00~ 御火焚祭
本満寺12月1日 13:00~ お火焚き祭大法要
今宮神社12月第1日曜 11:00~ 地主稲荷社火焚祭

よく聞く名前の寺社もありますが、どこも大きなお火焚祭ではありません。
さてここからは1つずつの説明です。

①御霊神社
日 時11月18日 13:30~
行事名新嘗祭ならびに火焚祭 湯立神楽奉納

京都御苑の北側、同志社大学のさらに北にあるのが御霊神社です。江戸時代まで、皇室の氏神として崇敬されていました。

御霊神社ではこの日、新嘗祭の神事がまず行われ、その後火焚祭として木串のお焚き上げがあります。

御霊神社御火焚祭 龍のような炎

人は火を囲んで2重ぐらいの人数なので、どこへってもしっかり見ることができます。後ろでは同じ時間に御神楽をやっているのでうまく時間配分してくださいね。

おさがりのお火焚き饅頭・岩おこし・おみかんも門のところでいただけますよ♪

メモ

下御霊神社と区別するために「上御霊神社」と言うことがありますが、表には「御霊神社」と彫られた碑がありますから、こちらにいる間だけでも「上」は取って呼んだほうがよいと思います。

②大将軍八神社

平安京の北西に位置する場所にあるのが大将軍八神社です。「大将軍神社」と呼ばれる神社は平安京の4方にありました。

方位を司り風水にもかかわる神社であり、ここが一条通にあることから、一条通に沿ってある大将軍商店街は「妖怪ストリート」として有名で、お祭には大将軍八神社から一条通まで「百鬼夜行」の行進が行われます。

氏子さんが多いですが、おさがりもちゃんといただけます。こちらは自分でおさがりを袋に入れるやり方です。数は少ないのでお早めに。

大将軍八神社 お火焚祭風景
地元の氏子さんがあつまるお火焚祭風景
最後におさがりをいただく。
自分で必要分をいただいていくのです。
③神泉苑

神泉苑は真言宗のお寺でありながら、境内で祀られているのはほとんどが神様では?と思える場所ですね。また大変有名な場所ですが、御火焚祭のときはあまり多くの方が来られません。御火焚祭は矢剣大明神(お稲荷さん)と増運弁財天のお祭として行われ、お火焚きの場所は前の御池通からよく見える増運弁財天の前となります。

あや
あや

善女竜王という竜神さんもやはるのでそばには池もあって、
そこに火柱が立つしホンマにご利益がありそうなんえ。

神泉苑 御火焚祭
お寺だけに手前には仏具が。
神泉苑 御火焚祭 火柱となる火
昇り龍のような火柱!

もちろんおさがりもいただけます。

神泉苑のお火焚きのおさがり(お供養)
法事でもお供えを配るというのはよくあること。

こちらのは、お供えの品をお供養としてみなさんでいただくという形になっているようです。ここはお寺さんのやり方だなぁと思うところです。

④本満寺

寺町通今出川上るのところには多くのお寺が並んでいます。その一番南あたりにあるのが日蓮宗の本山、本満寺です。春には美しい桜を見に多くの方が訪れるお寺なんですよ。

お火焚きは本満寺を入ってすぐのところにある妙見宮の前で行われます。紫宸殿(京都御所)から十二支の方角にある妙見大菩薩の一つになります。ここは御所の北北東あたりなので、丑の方角ですね。

来られる方はほとんどが近所の方、信者の方でしょうか。でも私のようにお火焚きのあるところを回って撮影している方もおられました(もちろんちゃんと参拝はいたします!)。

本満寺 お火焚き大法要
私の景品は使い捨てカイロでした♪

お焚き上げのあとに住職さんお説法と福引もあるんですよ♪写真に「六等」とあるのは福引の景品です。そんなに高価なものが当たらなくてもご利益があったような気がします(笑)ちなみに、一等は具体的には覚えてないです、結構いい物だったような…

⑤今宮神社

今宮神社は北区の紫野と呼ばれるところにありますが、氏子は鷹峯から二条城の北まで縦に長く広がっています。中にたくさんの摂社があり、地主稲荷社はその中の一つです。月読社が西の端にあり、石段を上がっていくのですが、地主稲荷はその途中にあります。小さなお社なので、お火焚きの神事の最中でも場所を知っていないと、どこでやっているのかわかりません(笑)

今宮神社さんサイトの中にある、境内ガイドのページのリンクを貼っておきますね。

また、こちらは神事はどれも一切写真禁止なので撮影しておりません。代わりにあぶり餅屋さんの写真をどうぞ♪お昼あたりなので、太陽はこんな感じで当たります。陰ばっかりですねw 2020年の写真なのでお客さん少なめですが、今はこんなことはないです!あぶり餅を食べたら、是非神事も参加していただきたいものです。

今宮神社お火焚き祭のときのあぶり餅屋さん
左:一和さん 右:かざりやさん
今宮神社 お火焚き饅頭とみかん
紙包みの中はお火焚き饅頭

2.まとめ

今回は、人に邪魔されず間近に見られる、比較的規模の小さな街中の寺社を5つ選びました。もう一度リストを挙げますね。

御霊神社11月18日 13:30~新嘗祭ならびに火焚祭 湯立神楽奉納
大将軍八神社11月23日 13:00~ 御火焚祭
神泉苑11月23日 13:00~ 御火焚祭
本満寺12月1日 13:00~ お火焚き祭大法要
今宮神社12月第1日曜 11:00~ 地主稲荷社火焚祭
あや
あや

お火焚きは神事・法事やさかいに、写真撮ったら手ぇ合わせてくださいね。ほんで、できたら祭事が終わるまでいてほしいなぁ。参加人数が少ないとえらい目立ちますしなぁ(笑)

紅葉の美しさも本格的になる季節、これが皆さんのお火焚祭参加の役に立ちますように。

あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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