時代祭の行列の見どころ、そしてどんな見方をすればいいかお伝えします。

年中行事
室町洛中風俗列

10月22日に行われる時代祭、皆さんの中には長~い行列をみて、「これは全部見てられない」って思う方もいるかもしれませんね。

まなぶ君

 

行列は長そうだね。効率よく見たいなぁ。

あや

 

2000人が歩いて全長2kmぐらいあるし、全部見たら2時間くらいかかるからね。見どころを絞るとええのとちゃう?

 

なるほど!他にも、「こういう見方をしたらわかりやすいよ」

ってのがあると嬉しいけど♪

 

それはいっぱいあるえ!

ちょっとこういうの知ってると、疲れんと楽に見られるかも^^

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1.時代祭の行列の見どころはここ!

これから挙げる見どころを知って、「私はここを見る!」と、メリハリをつけたら疲れないかなって思います。

それぞれ後で詳しい説明をしますが、まずは見方を3つに分けて説明します
①特定の列にフォーカスして見る
グループ(列)が20もあるので、その中から特に注目の列をご紹介します。
具体的には、最初の3つ(維新勤皇隊列~江戸時代婦人列)と室町洛中風俗列
です。
②見る部分を絞って各時代を比べる

各時代(江戸・中世・平安)の女性と武将の時代別装束を見てみましょう。美しい女性と勇ましい武将姿は被写体としても素晴らしいです。
③参列している人物の歴史やストーリーを感じながら見る
例としては、「織田公上洛列」の豊臣秀吉・「江戸時代婦人列」の中村内蔵助の妻・「中世婦人列」の藤原為家の室(阿仏尼)・弓箭(きゅうせん)組列が面白いですね。列の中にいる人物にはそれぞれストーリーがあり、そこに思いをはせながら衣装や小道具を見ると、また違った見え方がすると思います。

各列の詳しい説明はこちらで!

さて、それぞれ詳しくご紹介しましょう!

①特定の列にフォーカスして見る!

・最初の維新勤皇隊列~江戸城使上洛列

先頭の維新勤皇隊列は晴れやかな演奏で場を盛り上げます。京都市民が練習の成果を披露する場ともなっています。余談ですが、「ピーヒャーラピッピッピ~」という音を、うちの母はよく「ピーヒャーラほっといて~」と歌ってました。母だけかと思ったら、ほかの人たちも言ってたとのこと。昔は共通語だったんですかねぇ。

徳川城使上洛列は、槍持・傘持などの掛け声や所作がとっても面白いですね。「江戸城」の使いなので京都風ではありませんが、その江戸っぽさが粋で楽しいです。あ、でもやってるのは京都の人ですがw

時代祭はあまり音がしませんが、その中でもこの列は音楽や歌を楽しめる列となっています。

・室町洛中風俗列

京都らしいお囃子が聞けるのがこの列!傘が舞い、鉦(かね)・笛・太鼓の演奏に合わせて棒振りが踊ります。傘についた大きな蝶々が目を引きますね(写真が粗くてすみません)

これを見ていて最初に思い浮かんだのは、今宮神社さんのやすらい祭。やすらい祭には棒振りはありませんが、赤い傘はありますね。また、赤熊(しゃぐま=赤い毛)と黒熊(こぐま=黒い毛)の人が太鼓を叩くところもよく似ています。やすらい祭は傘とお囃子の最も古い例なので、この列に古代からの流れを感じることができます。

また、棒振りというと祇園祭の綾傘鉾の棒振り囃子が有名ですが、太鼓の動きなどはこれとそっくりです!時代祭の棒振りは、綾傘鉾みたいにビュンビュン早く回したりしませんが、中世はこんな感じだったんでしょうね。

実は、中世の祇園祭にあった鷺舞にも似た棒振りが出てきて、それを真似た津和野の鷺舞の棒振りはこれにとってもよく似ていますよ!ん?室町時代の列は最近加わったから、ひょっとしてそれを真似て作ったのかも?!

いろんな要素が見て取れるこのお囃子と踊りはぜひ撮影していただきたいです。また、先にやすらい祭・綾傘鉾の棒振り囃子・津和野の鷺舞を見ておくと、さらに楽しめるのではないでしょうか。

②見る部分を絞って各時代を比べる!

・各時代の婦人列を見比べる

「江戸時代婦人列」「中世婦人列」「平安時代婦人列」は花街の芸舞妓さんも出られるので、豪華な衣装をまとって進行するさまは大変美しいです!まずここは撮影ポイントとして押さえておくべきですね!

各時代の衣装もそれぞれの時代を反映しており、写真を撮って、あとで見比べるのも楽しいと思います。

・各時代の武将の衣装を見比べる

「幕末志士列」「織田公上洛列」「楠公上洛列」「城南流鏑馬列」「延暦武官進行列」と列の中に武将姿は数多く見られます。馬の数も多く、あまりあってはいけないことかもしれませんが、馬が荒ぶる姿などは迫力があり、割と静かな行列のなかで馬のいななきが響き渡るさまは昔の武装行列もこのような感じだったのかと思わせますね。

昨年(2022年)も馬が突然倒れ、一時は騒然としましたが、そんなハプニングも行列のリアルさを引き立てる一要素となっていました。(馬は無事起き上がることができました。)

③参列している人物の歴史やストーリーを感じながら見る

・歴史上の好きな人物をターゲットにする

例えば豊臣秀吉は、「織田公上洛列」の中で、太閤となったあとの豪華な衣装ではなく、織田信長の家来(羽柴秀吉)として出ています。その前の「豊公参朝列」でも秀吉は出てくるのですが、牛車の中にいる設定で出てきません。なんでなのでしょうね?

他にも、「淀君は出てるのにねねは出てないの?」「室町将軍ってどの将軍かわからないのはなぜ?」「源義経はこんなところに出てるのか!」など、自分の好きな人物について考えながら見るのも楽しいですよ!

・江戸時代婦人列「中村内蔵助の妻」

中村内蔵助、ご存じですか?大石内蔵助ではありません。江戸時代の京都の富豪です。その方の奥さんが衣装比べの逸話で出てくるのですが、色鮮やかな衣装を着た女性に交じり、大金持ちのこの奥さんは白無垢(真っ白な着物)に最高品質の黒羽二重(真っ黒の絹織物)の打掛(花嫁が披露宴でよく着る一番外側の着物)を着て来たそうです。他が豪華なだけによけいに目立つ、粋なコーディネートをしたことで有名になりました。カッコいいですよね!

またこれは、豪華な衣装やシンプルだけど最上級の衣装の本物を出せる、京都ならではの列だと思います。

・中世婦人列「藤原為家の室(阿仏尼)」

白い虫垂衣(むしたれぎぬ)付きの市女笠をかぶっているのが藤原為家の室です。
所領争いを幕府に訴えるために京都から鎌倉に向かう旅姿をしています。
襟元に訴状をはさんでいるのが見えるかと思います。

・弓箭(きゅうせん)組列
唯一今も子孫が現存する方々の列です。
桓武天皇から明治維新まで朝廷のために働いた人たちが
誇り高く時代祭に参列されています。
時代の流れを感じて他の方にも語っていただきたいですね。

・神幸列

一般の神社のお祭では最後にお神輿が出ますが
平安神宮はご鳳輦となります。
大変美しい姿で雅楽の音曲のなか進まれるさまは必見です!

④有料観覧席という選択肢

もしも時間がたっぷりあったらという条件で全部ゆったり見たいなら、やっぱり有料観覧席で見るのが一番です。鳴り物(演奏)や踊りががあるものはそこで必ずやってもらえるので考えてみても良いかもしれません。

ただ、さすがに地元民は考えないかなぁ。
高齢者になったら一度くらいはいいかも、とか考えてます^^

有料観覧席についてはこれから書きますのでお待ちください!

2.まとめ

時代祭の行列の見どころはここ!

1)特定の列にフォーカスして見る!

おすすめの行列
・最初の維新勤皇隊列~江戸城使上洛列
・室町洛中風俗列

2)見る部分を絞って各時代を比べる!

・各時代の婦人列を見比べる
・各時代の武将の衣装を見比べる

3)参列している人物の歴史やストーリーを感じながら見る

・参列している歴史上の好きな人物(例・豊臣秀吉)
・江戸時代婦人列「中村内蔵助の妻」
・中世婦人列「藤原為家室(阿仏尼)」
・弓箭(きゅうせん)組列
・神幸列

4)有料観覧席という選択肢

時間とお金に制限のない場合の選択肢ですね💦

すみません!今年はもう少しいい写真撮ってきます!

この記事を書いた人
あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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