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①洛陽四十八願所 第一願 聖徳寺 ~聖徳太子ゆかりの寺院~

聖徳寺正門 寺院・神社
聖徳寺正門
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「洛陽四十八願所」の第一願は聖徳太子ゆかりのお寺「聖徳寺」です。

巡礼「洛陽四十八願所」について知りたい方はこちらでどうぞ。

このサイトでは京都に先祖から300年以上住み続けている「あや」が、「ほんまもんの京都」「知ってると得する情報」「京都人でもほとんど知らないトリビア的情報」をお伝えしています。どんどん増やしていきますので、ぜひブックマークよろしくお願いします!

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1.第一願 聖徳寺について

<第一願 聖徳寺>

宗 派   浄土宗
寺院名   大悲山 上宮王院 聖徳寺
所在地   〒600-8388 京都市下京区綾小路通大宮西入坊門町772番地
本 尊   阿弥陀如来
御朱印   有(予約が確実)
サイト等  https://www.instagram.com/shotoku.ji

①歴史

聖徳寺の歴史については聖徳寺第三世西蓮社覚誉上人が、寛文十年(1664年)4月に書かれた文面に詳しく説明されています。

大悲山上宮王院聖徳寺は、庚申寺と称せられ居たり。
聖徳太子が、京都に在住し給いし処といわれ…殊に京の六角堂その他の寺堂建立の砌(みぎり)、当地に寺を建立して、各寺院建立の指導を致され多数の工人等も寺の周辺に居住したるものの如くなり。

聖徳寺パンフレットより

聖徳太子が六角堂などを建立されるときに住んでおられた場所が聖徳寺となった、ということですね。

②仏像・墓など

また、同じ文面には、聖徳太子が聖徳寺に祀られている庚申尊青面金剛の木像や本尊の阿弥陀如来像を彫刻されたとあります。

しかし同時に、各研究者の方が「今現存する2体は身代わり尊である」という見解を出されていることも記載されています。伝説だけではなく、学術調査に基づいた事実も書かれていることで、とても信頼のおけるパンフレットだと言えますね。

聖徳寺パンフレット(内側)

また同時に文末は「まったく根拠のないことが千三百年もの間語り継がれることも無視できないところです。」とくくられています。あくまで信仰対象の仏様ですから、伝承されてきたことには意味がある、ということは間違いがないと思います。

あや
あや

信仰の思いが1300年間受け継がれてきたことこそが大事なんやろなぁ。

2.いざお参り!

お参り時の注意点

・観光寺院でない普段から人の出入りがほとんどないお寺の場合、出入り自由のイベント以外では必ずお電話で許可を得てください(断られることもあります)。
御朱印をいただく仏様を必ずお参りください。
・堂内の写真はお寺さんに許可をいただいてから撮ってください(仏像は信仰対象なので撮影不可が多いです)

表門は仏事やイベントがあるときは開いていますが、普段は閉ざされています。

聖徳寺正門
聖徳寺正門
聖徳寺正門前 庚申堂御開帳2月3日
庚申堂御開帳の日

なので、訪問される時はイベント時に行かれるほうがいいですね。四十八願の1つ目だったこともあり、いきなり電話する勇気もなかったので(超弱気)、庚申堂の庚申尊青面金剛木像の御開帳があるときに行きました。

御開帳は毎年2月3日にあります。正門左に庚申堂があり、そこでご本尊様へのお参りについて尋ねました。お参りの人も自分だけではないし、気分的にはこれが一番楽でしたね。お参り後、門の横で御朱印をいただきました。

聖徳寺石碑

門を入ってすぐ左に石碑があります。

「聖徳太子御舊(旧)蹟」

そして側面には

四拾八願所 第壹(一)番

と彫られていました。

間違いなく四十八願所の第一願のお寺ですね!

門を入って石畳を歩き本堂へ。

今回は門の左、庚申堂のところで書いていただいている間に、石畳を歩いて直接本堂に入りお参りしました。

イベント等ない時は、御朱印は門を入ってすぐ右の庫裏でいただけます。お参りはご案内に従ってなさってください。

3.御朱印

聖徳寺御朱印

こちらのご本尊は阿弥陀さんなので「阿弥陀如来」をお願いしました。

庚申尊青面金剛木像の御開帳時には、「青面金剛」の御朱印もいただけます。

4.阿弥陀如来の誓願

阿弥陀如来さんは仏さんになられるときに48の誓願を立てておられます。その48の数にちなみ、この巡礼が作られたということになりますね。

そしてこちらは阿弥陀如来の誓願「第一願」として位置するお寺なのですが、どうやら誓願の意味とお寺とは直接の関係はなさそうです。しかし阿弥陀さんのお参りをするわけですから、この際「ちょっと勉強しておきましょう♪(第二願以降も記していきますね。)

第一願 「無三悪趣むさんなくしゅ

「三悪趣=輪廻する六つの世界(六道)のうちの地獄道、餓鬼道、畜生道(新纂浄土宗大辞典)」が無くなること。

参考:新纂浄土宗辞典

5.聖徳寺への道のり

*地図が見えにくい時は地図上をクリックしてください。

地図上に通り名が見えないときは、少し拡大してみてください。

住所表記は「京都市下京区綾小路通大宮西入坊門町772番地」。
阪急大宮駅の近く、また有名な壬生寺のすぐ東なので、場所的にはわかりやすいと思います。

京都の住所表記について

京都の住所は縦横の通り名を使って表現していますが、2つの通り名を並べるには順序があって、「面している通りを先に書く」というルールがあります。つまり

「綾小路通大宮(通)西入」→「聖徳寺が綾小路通に面していて、大宮通より西にある」

ということを表しています。


聖徳寺さんにはとてもご丁寧な対応をしていただきました。ありがとうございました!

今回は以上です!

次はこちら♪

各お寺の巡礼ページへはこちらの四十八願のリストから飛べます♪(第二願以降埋まっていきます!)

あや

ご先祖さんより京都・上京区に300年以上居住しています。細かな習わし事まで続けてきた先祖の行いを受け継いで、私も京都の年中行事やお祭が大好きです。京都に住んでいる方・京都が好きな方に、知って役に立つ、また他所では教えてもらえない京都情報をお伝えします。

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