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静かに桜の花見をしながら散策できるのはここ!1(京都御苑~清浄華院・廬山寺~本満寺~相国寺)

キャッチアップ画像 静かにお花見ルート 光る君へ
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桜のシーズン、京都市内はどこもいっぱいでうんざりしますね。きれいな桜は見たいけど人ごみの中で見るのは疲れます。

まなぶ君
まなぶ君

桜を見てるのか、人を見に来たのかわかんなくなる時があるよね。

あや
あや

ホンマにお気の毒やと思うわ~

私ら住んでるもんは、めったにそんな人の多いところへ

見に行かへんのやけどなぁ。

そこで今回は、桜を静かに見ることができる場所とその途中で立ち寄れる寺社をご紹介したいと思います。第2弾、第3弾もあわせて読んでみてくださいね。

このサイトでは京都に先祖から300年以上住み続けている「あや」が、「ほんまもんの京都」「知ってると得する情報」「京都人でもほとんど知らないトリビア的情報」をお伝えしています。どんどん増やしていきますので、ぜひブックマークよろしくお願いします!

1.京都御苑は最強!

京都御苑の中は広くあちこちに桜が咲いているので、「人が多くて困る」というようなことはありません。でも、特に美しいと言われている桜や、子ども連れで遊びながら見やすいところがあるのでご紹介しましょう。

①近衛邸跡の糸桜

近衛邸跡は公家の近衛家の邸宅跡です。近衛家は藤原道長も出た藤原北家が「近衛・鷹司・九条・二条・一条」が5つにわかれた「五摂家」の筆頭で、きわめて格の高い家柄でした。明治維新に天皇が東京へ行かれたのに従い、近衛家もほとんどの公家と同様に東京へと移動したのです。

その邸宅跡には有名な枝垂れ桜があり、今年も綺麗な花が咲きました。ソメイヨシノよりは少し満開の時期が早く、早く桜が見たい方は枝垂れ桜を探されるのがいいかもしれませんね。

近衛邸跡の桜全体
もう少しすると、右の枝垂れ桜も咲きます。4月2日撮影。
近衛邸跡桜部分1
4月2日撮影。

満開の時期は「静かに」とはいかないかもしれませんが、場所が広いので撮影はゆっくりとできますよ。

近衛邸跡の桜部分2
4月2日撮影。
②出水の小川の枝垂れ桜

出水の小川と言われる場所にも美しい桜が咲きます。ここはいつも子供連れの方がとても多いです。また、桜の木も多く、子どもさんを小川で遊ばせながら見ることができる場所となっています。

出水の小川の桜
4月1日時点の桜。
出水の小川の桜
4月2日撮影。

「出水の小川」は1981年(昭和56年)、もともと防火のために引かれていた「御所水道」の一部から引いた水で作られました。今は御所水道が閉じられているので、井戸水を利用して流れを作っているそうです。川の周りに美しい花が咲いているのは本当に気持ちの良い風景ですね。子どもたちも沢山遊びに来ています。

ミニ知識

「出水の小川」の「出水」というのは「水が出る」という意味ではなく、京都御苑の入り口の一つ「出水口」に近いからと推測できます。また、「出水口」の名前は出水通に近いから付けられたものでしょう。なお、出水通は平安京の近衛大路にあたりますが、後になって「きれいな水が湧き出るところが多い」ということから付けられた名前です。

あや
あや

私が小さい頃、出水の小川はなかったんえ。わりと最近作られた小川なん。

でも、私の母校の小学校とおんなじ名前やし親しみがあるわぁ♪

2.寺町通を北へ本満寺まで!

京都御苑からすぐの寺町通には数多くのお寺が並んでいます。その中でも特に行っていただきたいのが、清浄華院と廬山寺です。なかでも今年は、NHK大河ドラマ「光る君へ」との関連で行って損はない寺院なのです♪

①京都御苑を出て清浄華院と廬山寺へ

清浄華院には蜂須賀桜という早咲きの桜がありますが、普通の桜と一緒に見ようとすると少し遅くなってしまうので、2024年春は「光る君へ」に関連した御朱印をいただきがてら行ってみましょう♪

注:4月1日現在、蜂須賀桜はまだ少ししか咲いていませんでした。

廬山寺にもソメイヨシノがあります。廬山寺は紫式部邸宅跡地に建ったお寺であり、この地で紫式部は源氏物語を書いたということなので、平安の昔に思いを寄せながら廬山寺を拝観してもいいですね。

廬山寺の門
廬山寺の桜
奥の庭にわずかに咲いていた桜。

清浄華院と廬山寺は寺町通に南北で隣接しています。京都御苑の清和院御門から出ればすぐにあるので、京都御苑から続いて簡単に拝観に行けますね。

廬山寺は紅葉の季節もとっても美しいですから、是非秋にも参拝していただきたいですね!

②本満寺の枝垂れ桜

廬山寺・清浄華院が並ぶ寺町通を北へ北へ、今出川通も越えていくと、美しい枝垂れ桜で有名な日蓮宗・本満寺にたどり着きます。たくさんの人たちが、毎年この桜を見に来られています。まさに完璧な形で1本だけ存在しています。本当にきれいなんですよ。

本満寺の桜2024
沢山の人がいましたが、どこからでも撮れます。これは南側から。

本満寺には区民誇りの木・ソメイヨシノもありますが、咲く時期が違うのでなかなか同時に撮影はできません。枝垂れ桜に間に合わなかったら、ソメイヨシノと会ってくださいね♪

本満寺の区民誇りの木
ソメイヨシノはまだまだでした(2024年4月1日)が、翌日はかなり咲いていました。
③立ち並ぶお寺を散策 行きたいお寺があれば

寺町通はその名の通り秀吉により移転させられたお寺が立ち並んでいます。清浄華院や廬山寺のある今出川通より南だけでなく、北にもずらっと建っています。

本満寺が並びの一番南ですが、北には織田信長のお墓がある阿弥陀寺など有名なお寺もあり、散策するのも楽しいですね。

3.時間があれば相国寺まで

本満寺から相国寺への道

おまけの話ですが、相国寺のご紹介を少ししておきます。

本満寺の少し北の通りを西へ曲がり進むと相国寺の入り口があります。

相国寺は臨済宗のお寺で、松や竹林はあるのですが、ほとんど桜はありません。でも時間の余裕があるときは、是非見ていただきたいお寺です。

街中にある禅宗(臨済宗)のお寺はここしかなく、しかも同志社大学の隣にあってとても静かな境内を歩くのも素敵ですよ♪

中にある承天閣美術館が開館しているときは是非寄っていただきたいですね。

相国寺入り口
相国寺の東側入り口
相国寺内宗旦稲荷・弁財天・鐘楼
左から、弁財天・鐘楼・宗旦稲荷

相国寺内のこの道沿いには、宗旦稲荷・洪音楼(鐘楼)・弁財天社があり、これらを見ながら烏丸通まで散策されても良いでしょう。烏丸通に出れば、地下鉄の駅(今出川駅)もあるので移動しやすいです。

相国寺から烏丸通へ
向こうへ出ればすぐ烏丸通へ。右は竹林。

相国寺については、また別記事で詳しく書きたいと思います。

4.まとめ

こちらでは、「京都御苑~清浄華院・廬山寺~本満寺~寺町通の寺院・相国寺」のルートをご紹介しました。

開花から1週間、お花見ができるところも増えてきます。まだまだこれから咲く場所もとても多いので、開花より10日~2週間あたりでも十分見ることができると思います。

お花見の参考にしていただけると嬉しいです。また新しい情報が入れば更新させてもらいますね!

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