今日の話題は老舗です。
老舗で2つのことについて書きたいので、2日に分けて書いてみます。
多分長くなるのでw(なりました)
先に言っとくと、2つ目はこちらになります。
今日はとにかく老舗の味はいいなぁというお話。
私の超お気に入り、塩芳軒さんをほめちぎりながらいろんな情報もお伝えすることにします。
1.塩芳軒さんの京菓子はとにかく美味しい。
和菓子も変わってきて、いろんなものが出てきてますね。それはそれでバリエーションが広がり、良いことだと思うけど、私は昔ながらの京菓子が大好きです。
特に塩芳軒さんのはものすごく好き。実家の近くにあってとても身近なお店なんですが、すごいんですよ。

塩芳軒さん、ご存じですか?歴史は大正年間創業なのですっごい老舗、というほどではないけれど、もうすぐ創業145年になるお店なのです。あ、やっぱりすごいかな。
お店のサイトにはこう書かれてますね。
当店は、林浄因の流れを汲むといわれる京の名店「塩路軒」から
初代・高家芳次郎が別家するかたちで創業しました。
林浄因とは、暦応四年(1341年)に中国から来日し、
日本で初めて饅頭をつくったと伝えられる人物です。
塩路軒というお店はもうありませんが、ここはとにかく有名で美味しい京菓子を作るお店だったようで、いまだにあちこちで耳にします。
で、ここのお菓子がすごく美味しい!
奇をてらわないお味。いつ食べても美味しい。そしてその美味しさは

キャー、美味しい~!!
とか叫ぶようなものではなくてw 口に入れた後ほんのりとうま味が伝わってくるようなお味。思わず驚いて、顔を見合わせて笑いたくなるような。
甘いだけではないんです。何の味?それを考えてるうちに口の中で溶けていきます。ツウの人間がわかる、とかそんなんでなく、誰が食べても美味しいんです(美味しいしか言ってない)。
ただ、中には、ごくごくあっさりしたお味が好きな方には「多少甘いかな?」と思われるお菓子もあります。でもお抹茶と一緒にいただくのに、あっさりしすぎたらお抹茶に巻けてしまうんですよね。
主張せず存在感は出せる。そんなお菓子です。
美味しくて上品で、いつも感動しながら食べることのできるお菓子はそうそうありません。これこそが老舗の味!って言えるお菓子なのです(結構ほめちぎったなw)。
えっと、それでですね…
もちろんこんなこと言ったらあかんかもしれないけど、その地位にあぐらをかいてるようなところもわずかにあります。
でもね、お客さんもそんなにアホではありません。味が落ちたらいっぺんに売り上げも落ちるのです。ちょっと小豆を変えただけでもわかる。

あそこのお店、最近なんか味がちゃうことない?

そやし最近は買わへんねん。
ホンマそうなんですよ。これは本当に聞いた話ですからw
一方、新しくできたお店はそれに対抗しないと売れません。まともに勝負したら、まぁ負けるでしょう。なので、新しい材料で勝負せざるを得ません。でもそれはそれで良い。若い人とか、新しい味を求めてる人とかに歓迎され、良く売れるでしょう。
なので私も、新しいお店のお菓子は1回は買います。で、「あ、これはちょっと…」と思うところは買わなくなりますね。結局それの繰り返し。そうやってお客さんに選ばれて勝ち抜いてきたところが老舗になっていきます。またそういうお店になってほしいなぁと、私も期待して買っています。
2.イートインできる日がおすすめ!
もちろん安いものではないから、しょっちゅうは贅沢。なので、お茶のお稽古のときにごくたまに使います。

お値段は他の京菓子店とほぼ横並びです。次行ったときちゃんと見てきますね♪
というところで、私も是非みなさんに塩芳軒さんのお菓子を存分に味わっていただきたいと思うので、ちょっとご紹介を。詳しくはまたちゃんとした記事を作りますが、こんな企画があるということをまずはお伝えしますね。
月に一回、イートインができる日があるのです。大体第一土曜ですかね。
もうそれが、最高なんです。
静かな床の間のお部屋(店頭のお菓子のすぐ向こう。見えてます)で、お菓子とお抹茶(ほかのお茶もあります)のセットが、美しいしつらいで出されます。そしてなんとお菓子も1つだけではない。しかも解説付きで皆さん感動されますよ。
4,5年くらい前かな、だいぶ前に行った時のですが写真を挙げますね。

この小さなお菓子は索餅と言います。ちなみに、これは七夕にとても深い縁のあるお菓子なんですよ。詳しくこちらに書いてるので読んでみてくださいね♪
このころは1200円くらいだったけど、物価も高騰してるので今はいくらでしょうか。来月でも行って確認してきましょうかね♪そしてちゃんとした記事にして出しましょう。
6月だから水無月が出るでしょう。出されるものは毎年マイナーチェンジするので楽しみ♪
だれか誘って行こうかな。着物で行こうか。あ~ちょっと着物もご無沙汰なので練習しておこうっと。
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