桜のシーズン、京都市内はどこもいっぱいでうんざりしますね。きれいな桜は見たいけど人ごみの中で見るのは疲れます。
満開の頃は、人とぶつかったりして桜を見ながら歩けないよ。
円山公園とかはきれいやけど、えらい人多いしなぁ。
もうちょっと北へ来てもろたらええとこあるえ。
そこで今回は、桜を静かに見ることができる場所とその途中で立ち寄れる寺社の第2弾をご紹介したいと思います。第1弾と第3弾も一緒に参考にしてくださいね↓
1.妙顕寺~本法寺~妙覚寺~水火天満宮
烏丸通から堀川通の間、同志社大学新町キャンパスの北、表千家裏千家さんの周囲には桜も紅葉も美しい寺社があります。妙顕寺・本法寺・妙覚寺は日蓮宗の大本山で拝観料は必要ですが、中まで入れば美しい庭やすばらしい本堂内部まで見ることができます。水火天満宮も含め、4か所とも御朱印がいただけます。
①妙顕寺
妙顕寺は表千家・裏千家お家元邸宅の東に位置するお寺です。日蓮宗の大本山で、元亨元年(1321年)に日像上人により建立されました。その時は今の地にはなく、何度も移転の末、豊臣秀吉の命により現在地に移転したということです。
門前にも境内にも桜があり、静かな境内の中でも美しい桜を数多く見ることができます。
4月7日までは「まるごと美術館」も開催されてまっせ♪
②本法寺
本法寺も日蓮宗で、日親上人により築かれた本山の寺院です。永享八年(1436)に造られた「弘通所(教えを広める場所)」が始まりとなっています。最初は東洞院綾小路にあり、破却再建を繰り返し、転々としたのち、やはり秀吉によりこちらに移転したそうです(参照:本法寺HP)。
本法寺の桜は東門から入ったところに多く、満開になると大変美しい風景が広がります。
本阿弥光悦の菩提寺であることから、光悦作の文化財も数多くあります。また、長谷川等伯が宿泊をしていたので、等伯の作品もたくさん所蔵されているんですよ!
桜の時期には「春季特別寺宝展」が開かれるので、桜とともに是非見に行かれてはいかがでしょうか。「春季特別寺宝展」など、展示のお知らせはこちらにあります。
本法寺は裏千家お家元のお宅の向かいにあります。妙顕寺や妙覚寺からも数分で行けます。
③妙覚寺
妙覚寺は、妙顕寺の真北に位置する日蓮宗の十六本山の1つです。永和4年(1378)に四条大宮に創建されました。開山は日像上人ですが、実際に建立したのは4世と位置付けられている日実上人ということです。転々としたのち、やはり秀吉により現在地に移転しました。
織田信長の定宿だったということでも有名です。本能寺に泊まった時に襲われた信長でしたが、実際に本能寺を宿としたのは3回だけだったそうです(その時は二条衣棚にあった)。
こちらも春秋に特別拝観をされています。詳細はX(Twitter)でご確認ください。
アカウントは @kyotomyoukakuji
御朱印もいただけるので、桜+特別拝観+御朱印でお楽しみください♪
④水火天満宮
水火天満宮は妙覺寺と同じ通り(上御霊前通)にあり、堀川通にも面しています。南に扇町公園が隣接しているので、場所はよくわかると思います。元は堀川通の西にあったそうです。
祭神は菅原道真公です。これは神社の名前に「天満宮」と付いていることからもわかりますね。また、水火天満宮のHPには「日本最初の天満宮」と書かれています。
神社の名前の通り、水難火難除けのご利益がありますが、中には末社がたくさんあり、ご利益も多岐にわたります。興味のある方は、こちらにて詳細を見てくださいね。
境内には2本の紅枝垂れ桜があり、満開になると濃いピンク色の花が遠くからもよく見えますよ!
2.まとめ
こちらでは、「妙顕寺~本法寺~妙覚寺~水火天満宮」のルートをご紹介しました。
今出川通より北、烏丸通から堀川通の間にある春の桜とおすすめスポットとしてのご紹介でしたが、パート1のエリアからも続けて行けるので、両方行くと京都市内北部の歴史まで深く学べるかもしれませんね。
お花見の参考にしていただけると嬉しいです。また新しい情報が入れば更新させてもらいますね!
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