京都では初午に「畑菜のからし和え」を食べますが、こちらでは、この作り方を簡単にご説明いたします。畑菜は、ほんのりした苦みがアクセントになった美味しい京野菜。是非作り方を覚えてくださいね。
材料・分量は最後にありますので、先に見たい方はこちらへ♪
京都のおかずは、本来「おばんざい」とは言わず、
特に上京では「おまわり」と言うてたんえ。
1.畑菜を手に入れる
え、そこから?!と言われそうですが、京都以外のスーパーで置いているところはとても少ないのです。というのも、畑菜は京野菜、しかも年中ある野菜ではありません。節分あたりの時期になると出回ってくるという、とても希少な野菜なのです。
「畑菜をなぜ初午に食べるか?」についてはこちらでも説明しています。
では、畑菜を手に入れたいと思われる方のために、購入できる方法をご説明しましょう。
①京都の八百屋さん、スーパーで購入する。
京都の個人経営の八百屋さんか、古くからあるスーパーなら置いてある確率が大変高いです。畑菜のからし和えを食べることが、昔からの風習であるということをよくご存じなので、この時期に売れることもわかっているから、店に出されるんですよね。
ここ数年は大体一把200円以下で購入できています。
八百屋さんでも、昔からの八百屋さんでない場合は、そういうサイクルが無いので置いてないことの方が多いです。また全国展開のような大きなスーパーは、京都に特化しているわけではないので全国で行われている風習にしか対応されておらず、あったとしても数は少ないです。
②ネットで購入する。
楽天などでこの季節に販売されていることがあります。この季節に注意して見ていたら買えるかもしれません。
ということで、やはりどうしても手に入れたい場合は、京都で買うのが確実かと思われます。
2.畑菜をゆでる
買ったら、できるだけ早くゆでます。大変日持ちが悪く、すぐに黄色くなってしまうので注意しましょう。外側が緑でも、くくった針金を取ったら中が黄色かった、とかいうことも多いです。
葉は固いですが、ゆでるととても柔らかくなります。土が中に入り込んでいることが多いので、根元を切って良く洗い、沸騰したお湯に入れてお好みの固さになるまでゆでてください。
苦みがあるので、初めて食べる方は柔らかめにしたほうが食べやすいかもしれません。そのあと水に放し色止めをします。
うちは分厚い鍋でゆでるさかいに、
最初からちょっとだけ水入れて蒸し茹でにしてるわ。
そこはみなさんのお家のやりかたでやっとおくりゃす♪
3.からし和えの素を作る
ゴマをすり(あるいはすりごまを用意して)、濃口しょうゆと砂糖とからしを入れます。からしはお好みの辛さにしてくださいね。
4.畑菜を和える
茹でた畑菜を3㎝くらいの長さに切り、3に和えます。からしが偏らないようにしてください。食べたときビックリしてしまいますw
はい、できあがりです!
畑菜は煮物にも使えて、柔らかい葉が美味しいえ。
お揚げと一緒に炊くと「畑菜とお揚げさんの炊いたん」となりまっせ♪
5.作り方(材料と分量 4人分)
<材料・分量>
畑菜 1把
ゴマ(いりごま・すりごま) 大2
濃口醬油 大2
さとう 小1
からし 適量 トップへ戻る
畑菜の苦みとからしがアクセントになり、とても美味しい胡麻和えとなっています。
初午は毎年変わるので、その日に食べるのはちょっと大変と思われますが、京都では初午のお祭があちこちであるので案外忘れません。でも、初午でなくても美味しいおかずなので、是非作ってみてください!
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